小豆島八十八ヶ所 霊場紹介

第9番 こうしんどう 庚申堂

堂庵

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御詠歌 動きなき 心一つを かたくして 石のうてなの うえにこそおけ 
御本尊 大聖不動明王
御真言 ナウマクサンマンダ バザラダン センダン マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

 庚申(こうしん)信仰に由来する札所で、御本尊不動明王と共に、 ⻘⾯⾦剛が奉られる。60⽇に⼀度やっていくる庚申の⽇に眠ると、⾝ 体の中から三⼫(さんし)の⾍が這い出て、天帝に宿主の罪業を告 げ、寿命を縮めてしまうことから、庚申の夜は眠らず過ごす、という ⾵習がこの地域でも⾏われていた。御本尊の不動明王は、もともと内 海⼋幡宮の別当寺であった⼋幡寺の本地仏で、明治の廃仏毀釈により ⼋幡寺が廃寺となった折に移されたもの。 地場産業の隆盛により、かつては多くの寄進が集まってきたのであ ろう、⿓⻁が描かれた⽡屋根は美しく荘厳である。⻘⾯⾦剛の周りに は三猿の彫刻や、たくさんの猿像が祀られている。 札所の位置は、⼩⾖警察署のすぐ裏にある。駐⾞場はなく、⼊り組 んだ路地道を登った⼩⾼い丘の上にある。初めて訪れる⼈には⾒つけ るのが難しい札所で、近隣の「弁天丸商店」などで道を尋ねるといい だろう。

名称 第9番 庚申堂(こうしんどう )
住所 〒761-4421 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1341 GoogleMapで見る
納経所 第8番常光寺にて受付

第9番 庚申堂の楊貴妃

つぼみのうちはかなり濃い桃色で、開花につれて色が薄くなっていく。