衣装と遍路用品

衣装は四国霊場八十八ヶ所と同じでOK

遍路姿

お遍路をする際に伝統的な善き「遍路姿」になるための身支度についてご説明します。服装は、まずは白衣に念珠、納め札程度ではじめ、次第に揃えていくのもよいでしょう。四国をお遍路された経験があれば、同様の準備で大丈夫です。

遍路用品の準備

白衣や杖、納め札・納経帳などの遍路用品は、下記の港のお店などで用意することが出来ます。

  • 土庄港(小豆島の西の玄関、高松・岡山・豊島・宇野)・・・港すぐの長栄堂・旭屋旅館。総本院では掛け軸など
  • 福田港(小豆島東北部、姫路航路)・・・港すぐの春日堂

携行品

納経帳(のうきょうちょう)

納経帳(のうきょうちょう)般若心経などのお経を唱えたり、写経を納めた奉納経の「あかし」としていただく御朱印とご本尊の尊名を墨書していただくものです。小豆島霊場では、本尊名が印刷された便利な選定本がありますのでご利用ください。

また、数度に渡って札打ちされるときは重ね印をその都度いただくようにします。注意すべきは、小豆島霊場の御朱印は、30ある寺院で所縁の堂庵の御朱印をまとめて納めることになります。お堂や庵には、無住の所が多いためです。

納経軸(のうきょうじく)

納経軸(のうきょうじく)参拝した霊場の御朱印をお軸に仕立てるものです。すべて納めると自宅の護り仏としてお床に掛けてお祀りします。

納札(おさめふだ)

納札(おさめふだ)真言宗の修行中、修行が成就出来るように仏神に祈願いたします。そして、修行が成満したとき寺社へ御礼として護摩修行中に祈念した木のお札を納めに行き、戸板に打ち付けます。それに倣って遍路のときに各霊場を参拝したときに札を納めるようになりました。

今でも遍路で霊場を参拝することを「札を打つ」と言われるのはそのためです。現在は、紙札に住所氏名や参拝日を書き記し、納札入れに納めます。

※小豆島霊場では、遍路の巡拝回数によってお札の色の規定があります。初回から6回までは白、7回以上 赤、13回以上 青、25回以上 銀、50回以上 金、70回から錦のお札で納めてもよいことになっています。

おへんろ道案内図(おへんろみちあんないず)

おへんろ道案内図(おへんろみちあんないず)小豆島霊場会から発行しております小豆島八十八ヶ所巡拝用の地図です。
詳細に行程が載っておりますので初めての方はもちろん歩き遍路や自動車巡拝の方の必携の本と云えるでしょう。

お納経について

小豆島霊場会では、お納経のご志納を下記の通り定めています。

御朱印一ヶ所につき(納経帳、掛け軸とも同じ)

  • 寺院 300円
  • 堂庵 100円
  • 染筆 200円

その他、詳細につきましては、小豆島霊場会へお問い合わせください。