小豆島八十八ヶ所 霊場紹介

第66番 とうくうあん 等空庵

堂庵

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御詠歌 罪深き われとさとりて ひとすじに 願えやねがえ 弥陀の誓いを
御本尊 阿弥陀如来
御真言 オン アミリタ テイセイ カラ ウン

御本尊は、恵心僧都御作と伝わる、一光三尊の阿弥陀如来。『小豆島霊場名所案内記』(大正四年、小豆島霊場会発行)によると、当時は「元八幡宮」と称し、第六十八番松林寺の境内にあったが、その後この地に移った。ゆえに御本尊は、元小豆島五社の一つである伊喜末八幡宮の御本地仏であったが、明治維新以来、別祀されたという。
(朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋)

名称 第66番 等空庵(とうくうあん )
住所 〒761-4131 香川県小豆郡土庄町伊喜末南条 GoogleMapで見る
納経所 第68番松林寺にて受付

第66番 等空庵の奈良八重桜

ヤマザクラ群カスミザクラ系の栽培品種。平安中期の歌人伊勢大輔が「あおによし奈良の都の八重桜今日九重に匂い出ずるかな」と歌ったように、奈良は古くから桜で有名であった。いま栽培されている「奈良の八重桜」は、1922年、奈良の知足院で見出されたもので、カスミザクラの重弁と考えられ、国の天然記念物に指定されている。花色は淡紅色で、花期は4月下旬。(第六十八番松林寺に植樹)