第76番 こんごうじ 金剛寺
寺院
御詠歌 | いわをより かたき心を 動かさで ほとけのちかい ねがえ世の人 |
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御本尊 | 不動明王 |
御真言 | ナウマクサンマンダ バザラダン センダン マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン |
寺伝によると当山は、行基菩薩により開かれ、宝暦元年(一七五一)、竜厳上人の再興であり、ご本尊のお不動様はお大師様の作であるといわれている。
現在の本堂および庚申堂は、裕俊僧正の発願により昭和四十六年に改築されたもので、客殿および山門等は明治の中頃、恵俊僧正により改築されたものである。
「海風のすずしさあまる金剛寺」
この俳句は夏に参拝されたお遍路さんが詠まれたものだが、実によく夏の当山の特徴が詠みこまれている。
当山では、毎月二十八日、御本尊お不動様の縁日に一座のお護摩を焚き、檀信徒の皆様と共に御供養申し上げ、一年間に十二座の護摩修法をおこない、皆様方のお願い事を御祈念申し上げている。
正月二十八日の縁日は開白にあたることから「新春不動護摩供養」と称し、一年間の無事・息災並びに御家庭の安全等を祈り、師走の縁日は結願にあたり「納めの不動護摩供養」として、一年間無事に過ごせた報恩感謝の気持ちで御供養申し上げている。
(朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋)
名称 | 第76番 金剛寺(こんごうじ ) |
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住所 | 〒761-4142 香川県小豆郡土庄町屋形崎甲987 |
電話番号 | 0879-65-2132 |
納経所 | 第76番金剛寺 |
第76番 金剛寺の駒つなぎ
花びらは5枚で白色。直径5.5cmと大きい。