当山は正保二年(一六四五)、弘法大師の法灯を継ぐ増湛上人によって中興開山され、現在の建物は享保五年(一七二〇)の建立による。
他の霊場と異なり、池田平野の中心にあり、大変お参りしやすいところに位置している。
昭和三十六年十月、山津波の来襲を受け、建物は崩壊的な打撃を受けたが、本尊、高祖大師、鎮守社(稲荷大明神)等は何の損傷をも受けなかったのは、仏天の御加護によるものと銘記せざるをえない。
当寺の御本尊は、特にお年寄りの人々に信仰されており、来世において極楽浄土へ導いて下さるところの阿弥陀様であり、御利益大いに大なり。
寺宝には、阿波の藩士出身の三木分流画伯による、極彩色の金胎両部曼荼羅を蔵している。
○年中行事
一月 七日 お日待ち
四月二十一日 御影供
毎月 十五日 十五夜講
(朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋)
名称 | 第38番 光明寺(こうみょうじ ) |
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住所 | 〒761-4301 香川県小豆郡小豆島町池田 |
電話番号 | 0879-75-1025 |
納経所 | 第38番光明寺、第39番松風庵 |
第38番 光明寺の修善寺寒桜
花の色はカンヒザクラの血を引いてかなり濃い紅紫色。