この堂庵は、雲海寺に併設され、正面の客殿にご本尊が安置されている。もと葺田八幡神社（旧神宮寺）の本地仏で、明治の神仏分離によってここへ移遷されたのである。ご本尊は恵心憎都作の弁財天が安置されている。
　境内地に幕末勤王の志士の田中河内介父子の墓碑がある。薩摩藩によって播磨灘で殺害され、その遺骸がこの地福田に漂着して埋葬されたのである。
（朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋）

隣には雲海寺の本堂がある。

本尊の八臂弁財天は境内から見える弁天島にあったそうな。

名称	第85番 本地堂（ほんぢどう ）
住所	〒761-4402　香川県小豆郡小豆島町福田369
納経所	第84番雲海寺にて受付

第85番 本地堂の太白

花びらは5枚、白色で大型の大輪。花期は4月中旬ごろ。（第八十四番雲海寺に植樹）