桜の並木を通って鐘楼門をくぐると、正面左に本堂と大師堂、地蔵堂がある。庭に樹齢二百年を超える椿が数本あり、天然記念木に指定されており、椿の寺とも言う。
開山は行基菩薩と言われ、寛文六年(一六六六)に再興された。寺宝に金総刺繍の二十五菩薩来迎曼陀羅がある。縦横三・五メートルの大幅で、一般には阿弥陀如来来迎図とも言われ、人がこの世を去る時に西方浄土から阿弥陀如来が二十五菩薩をともなってお迎えに来る模様を優美に表現したものである。
平成元年に新本堂が完成し、翌平成二年に大師堂と地蔵堂が完成した。
(朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋)
名称 | 第24番 安養寺(あんようじ ) |
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住所 | 〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲795 |
電話番号 | 0879-82-1443 |
納経所 | 第24番安養寺、第25番誓願寺庵 |
第24番 安養寺の椿寒桜
花は紅紫色。別名を初美人という。