当山は小豆島霊場発祥の地であり、後奈良天皇大永年間に十年の歳月をかけて建立。室町時代の建物として古くから世に珍重せられ、大阪の四天王寺の分身なりと伝えられる。内陣の厨子須彌壇の彫刻彩画等美術の模範となり、釈迦如来は雲慶の作なり。棟札、歌瓦、厨子の正面の上り下り龍も昭和二十四年に国宝となり、内陣の正面の蛙股は左甚五郎の作なり。こけつかずの龍の瓦も有り、広く人々の信仰最も厚き霊場である。
(朱鷺書房発刊の『小豆島八十八ヶ所』より抜粋)
名称 | 第36番 釈迦堂(しゃかどう ) |
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住所 | 〒761-4301 香川県小豆郡小豆島町池田4305 |
納経所 | 第37番明王寺にて受付 |
第36番 釈迦堂の十月桜
花色は淡紅色から白色で、秋10月から翌年4月にかけて咲く。