⼆⼗四の瞳で有名な⽥ノ浦半島の⼊⼝、古江(ふるえ)地区にある 庵。別名潮海庵とも呼ばれる。海が近く松が美しい⾵光明媚な札所で あったが、度重なる⽔害により、近年堤防が設けられた。 安阿弥作とされる阿弥陀如来像(鎌倉時代建⽴)が御本尊。本堂の 前には⻄国三⼗三観⾳像など多くの⽯仏が安置されている。いずれも 表情豊かな仏様で、仏像ファンは是⾮訪れて欲しい。本堂の⽡には、 海⼥の⽟取り伝説が描かれ、この地が対岸の四国志度と縁があったこ とを今に伝えている。古江庵の浜は、戦時中は特攻潜⽔艇の演習場が あった場所で、今ではその記念碑が建てられている。 ⽥浦に向かう途中、⾞道から⾒える位置にあり、公⺠館が隣接する ため駐⾞場が広く、アクセスしやすい札所である。
名称 | 第4番 古江庵(ふるえあん ) |
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住所 | 〒761-4422 香川県小豆郡小豆島町古江166-3 |
納経所 | 第8番常光寺にて受付 |
第4番 古江庵の鬼無稚児桜
花は2段階咲き。つぼみのときは濃紅色、開花すると淡紅色となる。