小豆島八十八ヶ所 霊場紹介

第46番 たもんじ 多聞寺

寺院

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御詠歌 岩たたく 滝のしぶきは さながらに るりの光と 世を照らすらん
御本尊 薬師如来
御真言 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 当寺は治承年間の創建で、元は東林坊と称し肥土山苗手四望にあり、離宮八幡の祠令も兼ねていた。その後、元禄9年に嵯峨御所大覚寺から多聞寺の寺号を受け、延享元年現今の処に移転し伽藍を建立する。本尊薬師瑠璃光如来(秘仏)は行基菩薩の御作で、脇侍に十二神将、不動明王、毘沙門天を奉祀する。山門は鐘楼門となっており、梵鐘は土庄町指定工芸で元は肥土山離宮八幡宮のために鋳造したものであった。山門をくぐるとすぐに地下不動堂に続く階段があり、先を進むと本堂前に出る。本堂は昭和3年落慶。唐破風の向拝付入母屋造り。扇垂木の軒回り、また彫刻等は古建を模した素晴らしい造形芸術である。客殿は伽藍創建当時建立であり、これまで幾度の大改修を経ている。その中央には弘法大師堂がある。



名称 第46番 多聞寺(たもんじ )
住所 〒761-4151 香川県小豆郡土庄町肥土山甲2151 GoogleMapで見る
電話番号 0879-62-1670
FAX番号 0876-62-1657
メールアドレス tamonij-46@shirt.ocn.ne.jp
Webサイト http://tamonji-46.wix.com/46tamonji
納経所 第46番多聞寺、第47番栂尾山、第48番毘沙門堂、番外藤原寺

第46番 多聞寺の江戸彼岸

花は一重咲で淡紅色。花期は3月下旬ごろ。

当山本尊薬瑠璃光如来は古くから眼病平癒の仏と崇められている。数十年来の巡拝先達の話によると、「その昔、長年目を患っていた人が初めて小豆島巡拝を同行した。多聞寺でのお勤めを済まし、客殿で昼食を摂るため昼休憩をした。すると不思議なことに休憩を終え出発するころには、その目がすっかり癒えていた」という。